コスモスの花 八世住職のお墓(いぼ取り地蔵・西凉寺)
〜山梨県都留市中央4〜


富士急行都留市駅近くの浄土宗のお寺の古今山西凉寺(ここんざんさいりょうじ)の八世住職儀誉上人のお墓がいぼとり地蔵として信仰をあつめています。儀誉上人のお墓の墓石には地蔵菩薩が彫られていて、墓石の前の自然石の水鉢に溜まった水をイボにつけるとイボがとれるといわれています。イボが治ったらお礼参りにお地蔵様の首によだれかけを奉納するしきたりがあって、終戦頃までは常時真新しいよだれかけが幾枚も掛けてありました。このいぼ地蔵さまは通称「イボ神様」ともいわれています。

西凉寺正門 西凉寺本堂
西凉寺正門前 西凉寺本堂
本堂の左側の石段を登る 八世住職のお墓がいぼ神様
本堂の左側の石段を登ると
西凉寺歴代住職のお墓があります
八世住職儀誉上人のお墓が
俗に「いぼ神様」といわれています


20世住職(先代)の奥様のお話では若い頃に右手にイボが出来た時にその水をつけたところイボが落ちたとのことでした。近頃は昔ほど盛んではありませんがいぼとりにお参りする方が絶えないとのお話でした。

墓石に彫られた地蔵菩薩 水鉢の水をイボにつけるとイボが取れる
八世住職儀誉上人のお墓の
墓石に彫られた地蔵菩薩
墓石の前の自然石の窪みの水を
イボにつけりとイボが取れます


八世住職儀誉上人は1688年(元禄元年)に江戸の増上寺での学寮の業を終えて、25才の時に西凉寺の住職に就任しました。就任7年目の1685年(元禄8年)の大火で堂宇が尽く消失しましたが苦労の末1702年(元禄15年)に本堂と庫裡を再建しました。1705年(宝永2年)の頃住職を入れて僧侶が8人、下男が3人で寺を運営していたとのことです。八世住職儀誉上人は1708年(宝永4年)に亡くなりました。(2000年9月30日記)

西凉寺へのアクセスGoogle Map
山梨県都留市中央4−4

JRにて

中央本線JR大月駅で富士急行に乗り換えて都留市駅で下車し東へ歩いて国道139号線に出れば北側に西凉寺があります。

マイカーにて

中央自動車道都留 I,Cを出て東南へ走れば国道139号線に出れば北側に西凉寺があります。

東名高速道路御殿場 I,Cを出て国道138号線を北上して東富士五湖道路経由で中央自動車道に入り都留 I,Cで出ます。


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