つくし 花の木のいぼ神様
〜浜松市東区積志町〜


中郡小学校および中郡中学校の西方で県道296号線(熊小松天竜川停車場線)を挟んだ積志町橋爪西地区にいぼ神様があります。昔このあたりを空木(うつぎ)の白い花が咲くことから花の木村(はんのきむら)といったので花の木(はんのき)のいぼ神様といわれています。いぼ神様の近くにお住まいのHさんを訪れて取材しましたが、イボがよく取れるとのことで沢山の人が訪れるそうです。

昔々いぼの沢山出来た六部が近くの村の家々に施しを求めて、宿を求めましたがいぼが沢山出来ていたので気持ち悪がって誰も宿を貸しませんでした。この六部が花の木村にやって来た時に、花の木村の村人はいぼだらけの六部をいやがらずに親切に宿を貸しました。六部は村人の親切に感謝してお礼に花の木村を去る時に空木の木を植えていきました。

花の木のいぼ神様(1) 花の木のいぼ神様(2)
花の木のいぼ神様(北側の道路側から)
小さな祠がいぼ神様です。
花の木のいぼ神様(南側から)
いぼ神様の祠、空木の木、お供えのモミガラ お供えの沢山のモミガラの袋。
いぼ神様の祠と空木の木
お供えのモミガラの袋が沢山。
いぼ神様の祠に供えられた
沢山のモミガラの袋。


以来この空木の木に触るとイボがとれるということになって村人は祠を建てて六部をまつりました。それが花の木のいぼ神様の始まりで、イボの取れた人はお礼の印にモミガラを1升お供えしました。いぼ神様の御祭礼は毎年4月の第一日曜日に行われています。(2000年10月9日記)

花の木のいぼ神様へのアクセスGoogle Map

JRで

新幹線JR浜松駅で下車し、遠州鉄道新浜松駅から乗車して積志駅で下車し積志駅から東方へ歩きます。
県道296号線(熊小松天竜川停車場線)に出て北上して遠州鉄道踏切手前にある(株)タケネ本社の南側を左折すると左手がいぼ神様です。

マイカーで

東名高速道路浜松 I,Cで出て右折して県道65号線(浜松環状線)に入ってすぐの信号機を右折して県道261号線経由で県道296号線まで走ります。
右折して県道296号線(熊小松天竜川停車場線)に出て北上して遠州鉄道踏切手前にある(株)タケネ本社の南側を左折すると左手がいぼ神様です。

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