なかよく花火 諏訪神社(いぼかみさま)
〜静岡県御殿場市寵〜


JR御殿場線の南御殿場駅のすぐ北側にJRの踏切に分断された諏訪神社(かまど神社)があります。諏訪神社は古くから「いぼかみさま」として信仰されています。かまど神社の寵(かまど)は1193年(建久4年)に源頼朝が富士の巻狩を行ったときの将卒が炊事をした寵場(かまば)からきた地名です。

門前近くにお住まいのお二方からイボトリについての取材をさせて頂きました。古くは諏訪神社の裏を流れる御手洗川(みたらしがわ)の水をイボにつけてイボを落とましたが、現在は神社の御手洗(みたらし)の神水(じんずい)をイボにつけます。

Kさんから次のようなお話をして頂きました。イボの出来た子供さんを連れてイボトリ祈願に来られた親御さんに「どうやってお祈りしたらよろしいのですか」と尋ねられることがあるそうです。イボは暗示効果で落ちるのですから、イボが必ず落ちると信じさせてイボトリ神様に祈るようにお話しているそうです。

Wさんは街中からお嫁に来られたとのことですが、昔勤めていた職場の方が御殿場市の町中から遠路はるばる自転車で諏訪神社にイボトリ祈願に来てイボを落としたお話をしてくれました。


県道沼津小山線に面した鳥居・いぼかみさまの表示 諏訪神社は現在工事中
県道沼津小山線に面した鳥居
左手にいぼかみさまの表示があります。
諏訪神社は工事中でした。
この神社にイボトリを祈願します。
御手洗の神水をつけるとイボが取れる。 JR踏切の東側の鳥居
諏訪神社の御手洗の神水
この水をイボにつけるとイボが取れます。
JR踏切の東側の神社正門の鳥居
この右方向に夫婦石があります。

Kさんのお話では古文書に踏切の東側の諏訪神社正門鳥居の右手にある夫婦石にイボトリのお話の記載があったとのことです。昔の街道の村外れの道祖神のところに川が流れていてそこの川原に夫婦石があって石の窪みに溜まった水をイボにつけたといわれています。その夫婦石を現在の位置に移動したそうです。(2000年9月10日記)

正面から見た夫婦石 裏側から見た夫婦石
正面から見た夫婦石 裏側(線路側)から見た夫婦石
夫婦石の窪み この辺りの川原に夫婦石があった。
夫婦石の窪み Kさんに説明して頂きました。
昔道祖神前の川原にあった
夫婦石を現在の位置に移動しました。

諏訪神社へのアクセスGoogle Map

JRで

新幹線JR三島駅で東海道線に乗り換えさらにJR沼津駅で御殿場線に乗って南御殿場駅に降りて県道156号線を北に歩けばすぐです。

マイカーで

東名高速道路御殿場I.Cを出て右折県道401号線を山中湖方面に向ってすぐ、御殿場市役所前で左折します。そこから県道394号線・県道156号線(沼津小山線)を南に下り東名のガード下を通過すると左手の南御殿場駅の手前の右手に諏訪神社があります。(2000年9月10日記)

参考サイト

ブログ保険部の小部屋の2008年3月25日〜建て替えられた新しい諏訪神社が見られます。(2009年7月20日更新)

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