蛙 硯水不動尊
山梨県富士吉田市大明見4401


ネット検索中に山梨県富士吉田市の大明見(おおあすみ)にある硯水不動尊の湧き水がイボトリの効果があることを知りました。国道139号線富士見バイパス東町東交差点で県道704号線(新田下吉田線)に入り東に500mの大明見交差点から150m直進の交差点の北東角にある大明見の駐在所に寄りました。駐在所の年配のお巡りさんから駐在所の南側の道を150mほど東に進み道祖神があるところで左側の道を古屋川に沿ってずっと登っていけば着くとのアドバイスを頂きました。

道祖神のある二差路の左の道を川沿いに進む 不動湯の南側の鳥居と杓子山登山道案内図
道祖神のある二差路の左の道を川沿いに進む 不動湯の南側の鳥居と杓子山登山路案内図


道祖神のところから1600mほどのところに杓子山鉱泉の建物があり更に900mほど東進したところに公営の不動湯がありました。不動湯の南側に赤い鳥居があり、不動尊の案内を兼ねた杓子山登山道案内図の看板がありました。鳥居をくぐり、川に沿った不動の湯の南側の細い道を入ると不動尊堂があり、お目当ての不動尊の霊水は不動尊の鳥居の向かって右にあり富士吉田市杓子山観光協会大明見財産区が出した硯水不動尊の霊水の説明の看板がありました。

不動湯裏の不動尊の鳥居横の硯水の霊水 階段の上に硯水不動尊の不動堂
不動湯裏の不動尊の鳥居横の硯水の霊水 階段の上に硯水不動尊の不動堂


霊水の看板には『この霊水は古来より杓子山の山の精を受けた不動尊の清水でどんな旱魃の年でも、たえる事がありません。その効用は里人の信仰の源となっております。不動尊に御参詣下さる方は、御自由に霊水をいただいて下さい。硯水不動尊のご利用を受け無事長命を祈ります。』とあり『昔より言い伝えに依る霊水の効能:一、皮膚病(イボ、カブレ、切り傷) 一、生水のまま大量に飲んでも下痢をする事はありません 一、霊水で御飯を炊くと腐敗しにくく亦水割りにしてもおいしくいただけます。 一、霊水は腐敗しにくく長期に亘って保存ができます。』と記載されていました。

硯水不動堂の内部、中央のガラスの中に不動尊 硯水不動堂の内部
中央のガラスの中に不動尊
硯水不動尊の立像 硯水不動尊の立像


硯水のいわれですが源頼朝公が富士の巻き狩の際に不動尊の境内より湧き出る岩清水に矢立の筆をひたして妻の政子の方に便りを書いて送ったことから不動尊が硯水不動尊と呼ばれるようになったとのことです。不動尊の前に公共の宿不動湯がありますが、この霊水を利用して100年ほど前に湯治施設が作られ、この地方では一番古い湯治場です。昭和48年に改築されて公営施設不動湯となりました。(2007年12月24日記)

                                                              (写真撮影2007年11月15日)
硯水不動尊の地図Google Map

参考サイト

富士吉田市市役所ホームページ

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