延命地蔵菩薩・いぼとり地蔵(普伝院)
〜静岡県浜松市東区安新町126〜
                                                                 2014年5月21日更新


東名高速道路浜松I.Cより南下して国道1号線に合流するところが安新町で、姫街道の起点の東側に安間稲荷のある普伝院禅寺(ふでんいんぜんじ)があります。
普伝院にはいぼとり地蔵の延命地蔵があります。
延命地蔵は延命地蔵堂の真中に安置されていて背景には木彫りの戦国時代の徳川・武田両軍の戦死者を弔った千体仏が並んでいます。

延命地蔵堂 いぼとり地蔵と千体仏
延命地蔵菩薩堂 延命地蔵菩薩(いぼとり地蔵)
背後に千体仏が見える


延命地蔵について取材するために御住職にお会いしました。
延命地蔵は明治時代に廃寺になった松旧寺から移されたものでいぼとりと顔のシミにご利益があるとされていて東隣の中野町のきれいどころが願を掛ける時に自分の黒髪を切って奉納したそうです。
気さくな御住職様で一時の癒しになった短い御法話を頂き清清しい気持ちにさせて頂きました。(2001年4月13日記)

普伝院へのアクセスGoogle Map

普伝院禅寺の山門 普伝院本堂と安間稲荷
普伝院禅寺の山門 右側が普伝院の本堂
左側が安間稲荷


 2014年4月26日(土曜)にJR東海のさわやかウォーキング〜熊野(ゆや)の長藤と天竜川を渡り金原明善翁軌跡を訪ねて〜に参加し、
金原明善記念館の近くにある普伝院に寄り道をさせて頂きました。13年ぶりの普伝院のいぼとり地蔵さんへの訪問です。
いぼとり地蔵の延命地蔵菩薩堂がなくなり、普伝院千体堂と名前が変わっていました。
以前主役のいぼとり地蔵の延命地蔵菩薩は千体堂の中央におられますが新しくできた浜松東区役所の説明版にはその説明がありませんでした。(2014年5月21日記)

安間稲荷の鳥居の右後方に千体堂 千体堂の中央にいぼとり地蔵の延命地蔵
安間稲荷の鳥居の右後方に千体堂 千体堂の中央にいぼとり地蔵の延命地蔵
鐘楼の後方に千体堂の裏面が見える 千体堂のガラス越しに撮ったいぼとり地蔵
鐘楼の後方に千体堂の裏面が見える 千体堂のガラス越しに撮ったいぼとり地蔵


JRにて

JR新幹線浜松駅下車遠鉄バス袋井浜松線の安間バス停は門前です。JR天竜川駅下車し徒歩で400mで左折し1.5kmで着きます。

マイカーで

東名高速道路浜松I.Cを南下して柏木橋を過ぎて左の道を選べば姫街道です。国道1号線の下をくぐって信号機を左折したところが普伝院です。

参考文献


遠州の寺社・霊場 神谷昌志、酢山隆著 静岡新聞社発行 1992年11月7日初版

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